今シーズン第3戦。

事前には「午後から早上がりかも?」と言われていたけど、蓋を開けてみるとこの上ない釣り日和だった。

 

 

3月15日は、人事異動が発表される前の最後の日曜日なので、今シーズン3回目の釣りに、いつもの貸しボート屋さんへ行ってきた。前回、前々回と、根魚狙いが不発に終わっていたので今シーズンは根魚を諦め、90m~のエリアでアマダイ狙いに絞った。オレはそれに、70m程度のところでは深場のテンヤをやるつもりで準備していった。

 

予報では、土曜日と月曜日が強風で、挟まれた日曜日だけがぽっかりと風弱。ただし、午後から月曜日に向けて風が吹いてくる予報で、でられるかどうかすら読めない状況だった。

 

ところが蓋を開けてみると、風は無く、弱い波は時折あるものの、かなりの良コンディション。オレの携帯の「FISH INDEX」という、潮回りから導き出される魚の活性グラフは全くの沈黙で「LOW」と示されている。第2戦の2月24日は「EXCELLENT」で、それに裏打ちされたかのようにカンパチとマサバたくさん、が釣れてとても楽しかった。

 

「LOW」でも、前回釣れたマサバはまだ居残っているだろうし、何かしら釣れるだろう。そう思って出撃した。

 

 

エリアは前回と同じく、90mラインを流し変える戦略で、仕掛けはピンクのインブライト甘鯛が使われた吹き流し仕掛けでオキアミでスタート。

 

…なんだけど、流すたびにマサバが釣れる。しかも前回よりも明らかに大きい個体が釣れてくる。前回は、サバが釣れるたびに鯖折りにして絞めてはらわたを抜いてクーラーに入れていたのだけど、今回はとりあえず生け簀に入れて生かしておくことにした。特に理由は無かったが、後から振り返ると、この方法は間違っていなかったけど、改善が必要だった。

 

釣れるものはほとんどがマサバで、たま~にキダイが釣れるけど小さいのでカモメに投げてやりつつ釣りを続行。

 

70mエリアにさしかかったところで手巻きタックルに切り替え、80gのタイラバヘッドにダイワ製のスカート付きテンヤバリにエビ餌をつけて落とすと、30cm弱のホウボウ、ウッカリカサゴ。オキアミに戻して同サイズのホウボウ、20cm程度のイズカサゴ

 

今日は、潮回りが悪いので、仕掛けを動かす、動かさない、と2種類の誘いを比べてみたのだけど、マサバが釣れてくるのには誘いの差は感じられなかった。

 

何かしらがずっと釣れる楽しい展開の中、時間が来たので沖上がり。港に帰る前に、沖合でマサバを全部締めてはらわたを抜いてクーラーに入れた(多分、この行動が良くなかった。)。

 

 

クーラーが満タンという今までに無い状況で帰宅したのだけど、残念なことにマサバの鮮度がいまいちで悲しかった。冷やしきれない状態で2時間も経てばそりゃあそうだろう。釣れたサバの量に対して氷が不足していたのだと思う。

 

こんな、サバがうなるほど釣れるという状況に次に恵まれるとはあまり思えないけど、もしそうなったら、

 

・持ち帰るサバは厳選する:大きいものの方が美味しいんだから、細いものはリリースしてクーラーに持ち込む高温のサバの数を減らす。

 

・沖上がりの少し前(1時間くらい?)に絞める:クーラーの氷が足りているのかどうなのか、早めに判断して足りなければおどやで購入する必要があるので、気持ち早めに冷やし始めて温度の低下を見た方がいい。

 

という2点に気をつけて品質管理してみよう。

 

 

後日譚になるが、ウッカリカサゴとイズカサゴ、ホウボウは、月、火、と置いてみたけど美味しく食べられた。ホウボウ1匹は土曜日までワタ抜いただけで置いておいたが、刺身で美味しく食べられた。

 

新しく買った冷蔵庫には、引き出しタイプのチルドが付いていて、扉を開閉しても温度がある程度保たれる。そのチルドに入れておいたせいなのか、白身魚なら家庭でも熟成できるのかもしれない。

 

また、次、試してみよう。