有象無象の大砲。

今日も今日とて診断持ち込みがあった。ソラマメと、カラーである。

「萎れ、引き抜くと容易に抜け、細根がなく地際が褐変している」ソラマメの見立ては、「虫害」。コガネムシの幼虫とか、そういうのに食われたんではないか。

…だけど、病害の可能性が無いわけではなし単に俺が知らないだけかもしれない。ということで、消失した細根の基部や地際から分離をしてみることにした。何が出るだろう。何も出ないかもしれない。

「葉が黄化し、生育不良となり、細根がしわしわになって脱落する」カラーの見立ては、持ち込んだ人が同じ研究所の先輩(栽培試験担当だけど病理の専門家)でその人の見立ては「ピシウム属菌による黄化」。

…で、分離して確かめてほしい!ということだったので、分離を始めてみた。

どちらかというとソラマメは単発の現場対応、カラーはその後の展開がありうる診断でありました。