ナーベラー。

去年、ナーベラー(ヘチマ)の栽培を失敗した。原因は、想像するに“夜更かししたこと”。自分が、というより『苗』が、だと思う。

ヘチマの栽培技術については、広く本土で栽培されている作物ではないために作型文化も無いし詳しくは分からないと思われる。農業技術体系をひもといても、あまり記述がない。数少ない記述の中で一つ心あたるのが“雌花が短日条件下で着生する”という記述だ。これは、市販されている書籍にも載っているので間違いないと思う。

昨年の記録を見てみると、5月24日にヘチマを播種している。その後、1ヶ月ほど室内(昼間はベランダに出したりしたが)で管理。6月中旬に定植している。おそらく原因はここにある。

昨年は定植直後から旺盛な生育を示し、モーウィやトマト、シカクマメを置き去りにしてどんどんつるが伸びた。その反面、雄花も遅れ、雌花が付いたのは殆ど9月だったと思う。苗の時期を夜間も光源が絶えない環境で過ごし、定植されたら最大日長の時期。雌花が着生しないから栄養生長が進み、ますます草勢が強くなった。

のではないだろうか。

昨年の種は室温で保管してあるので、果たして発芽能力がまだあるか不安だけど、とりあえず発芽試験をして、問題無ければすぐにでも播種した方がいいと思われる。教訓を生かすべし。