主目的だよ。

和歌山ゆきのメインの目的は、堤防釣り。黒潮がぶち当たる南紀で、のんびり釣りしよう、というのが旅の目玉でした。

3〜4日前の予報では、29日は北西の弱い風。

だったはずなのに、前々日、前日になって、北西の風4mになった。強いわけじゃないけど、まぁまぁの風。そして当日、北西の風時折強く吹き付ける厳しいコンディションになってました。

それでもヤル気をみなぎらせ、釣り太郎みなべ店でアオイソメと石ゴカイを1パックずつ購入して、まずは堺港の西堤防でちょい投げを始めました。

去年、堺港の東堤防に行った時は、浅瀬エギンガーが目立ったのだけど、西堤防はエギンガーは一切おらず、竿を出している人は一様にアジを海に投げ入れている。

…どういうことか、と考えるまでもなく、ここの港では「西はヤエン、東はエギング」と棲み分けをしているということでしょう。アジを泳がせて糸を出しながら広く探るヤエンと、移動しながら仕掛けを複数回投入していくエギングとは相性が悪い。おそらくこんがらがる原因になるんだと思います。

ここでキャスティングがヘタクソな人間がちょい投げなんぞしようもんなら、左右のヤエンの仕掛けと交錯する…ということは想像できたのですが、今更堤防を移動する気にもなれなかったので、相方と二人で控えめにちょい投げ開始。

既に日は昇っていたので、のんびりやるか…と思っていたんだけど、それなりに魚の活性が高いみたいでさびいてくるとエサが残ってない状況が続く。そんな中、自分は謎の小さなアタリを感じるもののまったくアワセ切れないのに対し、相方が魚類をかけることに成功…でもやり取りしてる最中にばれてしまった。結構引き込んだらしいので、側偏した魚がかかったみたい。

ある程度遊んだところで、お祭りしそうになったので堺港を撤収。

第2ラウンドは、去年ヒイラギの大群を見た、芳養漁港に行ってみた。外側のそびえたつ堤防は高すぎて怖いので、内側でのんびり。

これが地獄の始まりであった…。

外側の堤防のおかげで風はやや抑えられるみたいなんだけど、港内がどこもかしこも根掛かりゾーンなのだこれが。たぶん、芳養漁港は新しく整備された漁港なんだけど、港内が捨石で造成されているせいだと思う。3〜4回投げたらがっちり根掛かり、ぐらいの頻度で、早々に細針の仕掛けが底をついてしまいました。

相方はちょっと太めの仕掛けを使っていたせいもあるのか、それほど消耗することもなく15cm程度のカサゴを3匹ゲット、小さいのでバケツに活かしておく。

オレはハリが無くなって仕方ないので、ゼロダンにパルスワームを付けて、適当ワーミングをやってみることにしました。

どうも芳養漁港というところは、港の入口が1か所しか無い上に入口が細いので、港内は潮の流れがほとんど無いっぽい。そこで、漁船が出入りするところを見計らって船道にワームを投入し、流れに乗せてできるだけ自然に泳がせてみたところ…。

ガッ!

というヒット!

があったんだけどアワセに失敗して以降沈黙!

意気消沈するオレ、寒いから撤収したい相方、バケツで泳ぐカサゴ

そして始まる破水…。ぴちぴち泳ぐカサゴのシラス…。

「来年も釣れてくるんやぞ」

そう言って、カサゴをリリースし、終了しました。

今年は(も)和歌山で釣り納め。エサ釣りはやっぱり強いなぁ、でもルアーも狙ってあたらせると面白いなぁ…魚を釣るって難しい。

来年は、今年よりもイイ魚を釣りたいな。釣りに行こう!