冬、コマセ、35歳。

今年の釣り納めに行ってきた。yahooの波予報内の風予報で、それなりに海は風が吹く、それも西方面からの…と理解。内側ではなく、外側に行ってきた。

当初の目的地は、橋の下の漁港。少し前にアジが釣れ盛っていたという噂のあるところで、今まで何度かアプローチしたものの、一級ポイントが満員のことが多く、避けてきた場所だ。

今日も満員だったので、さらにアシを伸ばした。

次についたのはsnd。ここは、情報誌によると、車を漁港内に侵入させることが禁じられ、その結果釣り人はまばらになった…ということらしんだが、今まで3回ほど訪れているのに釣り人を見かけたことは一回も無い。漁師のおじさんたちが日向ぼっこをしながら、車から降りたったオレを常に見ている…ような気がする。上記情報誌によると、12月になってもアジを狙えるということなので、ぜひとも竿を出してみたいのだけど、意気地無しのオレにはそれができない。

snd、釣り禁止なんでしょうか。知っていたら教えてください、swimmer1000さん。

次に流れ着いたのは、CKR&HDT。この界隈でおそらく最大規模の漁港。ここは広くて、場所取り放題だった。どちらかというとCKR寄りのフラットな護岸にクルマを乗り入れ、釣りを開始する。

まずは今回投入した新兵器、カニ網初号機。エサのサンマをカッターのようなナイフで切り裂き、ネットに入れて海へ投入。

続いてサビキをセット。…何か巨大な小魚の群れが球状になってこちらにやってくるぞ…!と思ったらボラだった

カニ網を引き揚げてサンマが美しいことを確認し、昨日買った五目ジグをイエローで投げてみてイエローには12gのジグをシャクることも満足にできないことを確認。イエローよ、オマエは何に向いているんだ…。

というところで、盛上りに欠けるCKRを後にする。



さて、どこに行くか。近くにはたくさんの漁港があるが、実釣経験が少ないので、どこに行ったらいいのかは自分でもよくわからない。orz浜か、nzmzkまで行ってみるか、それとも橋の下でリベンジか。

…結局、橋の下に戻ってみた。

さて今日2回目の橋の下である。ここは外側に面した一級(と想像する)ポイントがとても狭く、2つある堤防のうち、それぞれに恐らく2〜3名しか入れない。あぶれた人は、港内寄りの護岸、もしくは岩場に位置どることになる。オレ(と相方)は足場がたしかな港内寄りの護岸に位置取り、使いかけのコマセとサビキ仕掛けを使い、ひたすら海にコマセを投入した。



港内護岸の足元には、生命反応が無かった。投入したカニ網のサンマはいつまでも美しいままだし、サビキには、こまめにウキ下をちょこちょこといじっても何の反応も無い。周りの釣り人の針にも、何もかかっていない(おじさんが2回ほどボラをかけていたけど)。

仕方ないけど、もしかしたら時間が流れるうちに、アジがやってくるかもしれない。そんな薄い期待を胸に秘めながら、とりあえずカニ網の場所を変えてみた。気分転換です。

次なるカニ網の仕掛け場所は、もう少し港内寄りの、角地にしてみた。イイ感じに水も淀んでいそうなところを選んで、カニ網を投入した。



しばらくしてカニ網の近くをお散歩していた相方が、走ってオレのところに来た。どうしたのかな?と思って聞くとウツボがいるよ!」という答え。どれどれ…と見に行ってみた。

しかし相方が指さすところにウツボはいない。

ふぅむ、と思って近くにあったカニ網を引き揚げると、なんかしらんがぐるぐるぐるぐる巻きになっていて、エサ袋は引きちぎられサンマの残骸が少うしだけくっついていた。

相方がウツボがいるよ!」カニ網のあったところを指さしていた。たしかに、黄色地に黒っぽい縞のある細長い生き物が底をうねうねと泳いでいた。種類はしらないけどまぁウツボですわ。

…まぁなんというか、ウツボ一撃されたということですよね。

エサ袋が引きちぎられ、ぐるぐるぐるぐる巻き状態を解きほぐす余裕もなかったので、カニ網初号機は敢え無く戦場で散ったことにした。サンマはまだまだたくさんあるけど、弐号機はローンチされていなかった。

先達の言葉が身にしみた瞬間でした。



時間だけが過ぎていき、午後3時半。夕マヅメ来い…!と祈りながらコマセを投げていると、小柄なおじいさん(おじさん、かな)が近づいてきた。調子はどうですか、と問われたので全く何も釣れないです、と答えると、

orz浜 外側テトラ aji sabiki 入れ食い

という情報を下さった。

…午前中は何もなくて午後からなんだってさ、群れは小さいかもしれないねぇ、今から行けば間に合うかもしれないよ。人気の場所だから釣り人は多いけど、少し離れたところででも釣れんじゃないかな?…

…orz浜。いい思い出の無い、大型漁港。ここんちの名誉を挽回するには、今しかないのではないか…?

と10分〜15分位逡巡したのですが、結論として、
今日はこの橋の下の漁港で夕マヅメを迎えてみようじゃないか
ということに相成った。
だって昨日はアジ釣れてたってんだもん。
今日だって夕マヅメになれば釣れるかもしれないよ



そして、日は暮れ、コマセは尽きた。

防寒手袋してるのに、指先の感覚はとうに無い。スナップも外せない。

コマセバケツを海水で洗い、釣り座に散らばったコマセを洗い流して、竿を納めた。



さて、2013年の釣り納めが終わりました。
 
 
今年は夏の終わりごろから、練習に明け暮れるswimmer1000や相方に放置され、ぼっちとなった状態から抜け出すために、釣りに興味を持ってみたわけです。10月にはAkkeyたちとキスを相手に奮戦し、釣りって楽しいんだなぁ、とswimmer1000と確認することができました。
 
 
そこから道具を揃え出すのは早かった。相次ぐライントラブルを仕掛けてオレを悩ましてくるブルーことトレンドサーフからでのルアー釣りから脱却し、ルアー用のロッド、ソルティーアドバンスとリール、エクスセンスBBを購入。ルアーもぽつぽつ購入して、メタルジグを少々、ジグヘッドを少々。万が一大型がかかった場合に備えて6.3m柄のタモ網、フィッシュクリッパーも導入。しかしながら今年の回遊魚シーズンは終わっており、ルアーで漁獲することは叶わなかった。
 
 
秋が深まってルアーが厳しい季節になってからは、カゴテンビンを改造したりしてアジ釣りにアシを踏み入れるも基本ボウズの日々(GA隊堤防でジンタをごく少量釣ったのはカウント外)。そして釣り納めも同様でした。
 
 
年が明けたら、もう少し外側のアジの鉄板場で、しかも夜にアジ釣りをやってみたいなと思っています。近場なので平日でもなんとかなるだろうし。
 
 
春になったら、ルアーを再開したいし、swimmer1000が導入するであろうSUPに同乗させてもらって小物やイカ釣りをするのも妄想中。本当はルアーなんかで大物を狙いたいんだけど、
遊泳力の強い獲物がかかってSUPが転覆したら大変だからね!
 
 
そして、初夏〜夏、夏〜秋と、朝マヅメルアー祭りと、泳ぎ釣りまくりの日々を是非迎えたいと思っています。と言っても、夏場の日の出は4時半とかだから、夜明け前から狙おうとすると4時とかには釣り場に、つまり
3時半起きだからたいへんなんだよ!
 
 
…日々全くの丸坊主なのに、来年に向けてこれだけ夢が浮かんでくるのも大したもんだなーと思います。MTGと違って一人でできるのでそれで成立するのも、大きいんだろうね。



敢えて書かなかったけど、今年の釣り納めは、今日、夕暮れの寸前にアタリも無く引っかかってきたアイゴでした。アイゴは磯焼けを起こす悪いやつなので、しばらく岸に放置して殺し、海に捨ててきました。

どうもお疲れ様でした。