といっても。

読む余裕と時間がないのですよ。忙しすぎる。と言い訳をしてみる。

仕事は無限の広がりをみせるもんで、今の大型プロジェクトが終わってもまだまだ先は続く。もちろん、仕事量との兼ね合いで切り捨てるor規模縮小、でもいいんだろうけど…。

今の仕事は農業関係なので、これから農業従事者が減少するにつれて仕事も減っていくだろう。農業従事者が減ったんだから我々の人員も削減されてしかりだろう。TPPとか何とかでその勢いは加速されていくだろう。という考え方もあると思う。

けど、農業はそれだけで完結する産業じゃなくて、流通もあり、最終的には消費者がメリットを享受する産業である(つか自己完結している産業なんかないよな)。まぁその流通システムは、流通する商品の価格を決定するのが消費者である、という狂ったシステムだとは思うけど(もちろん市場も価格形成するだろうけど、その価格形成も小売やら消費者側からのアプローチに左右されまくりだろうし。農家の再生産価格を十分満足しているとは到底思えない)。

そういう観点からみると、国が農業に補助を出すのは何ら悪いことではないと思う。国内で高コスト農業を営んでいるのに、それに見合った価格が市場原理的につけられないのならば、公的な補助はいたしかたない。もちろん、その補助は我々の税金の一部が使われるんだろうから、どっちにしても負担はしてるんだけど。

話がそれました。

日本の農業はこれから変化せざるを得ないだろうけど、それについて、年が変わってからみた、いくつか印象に残る文言がある。

『農業に対する支援は、消費者につながる。農業従事者が減ったとしても消費基盤が維持されているのだから、農業に対する支援はこれからも必要』

『これから農業は新規参入が増える。経験だけでなく、データに基づいた技術開発と普及が必要』

この他にも『TPPとかで今までの農村が崩れれば、農業を支援してきた地方行政機関を知らないor頼らない農業者が増えるだろう。そういう層にもアプローチしていかなければならない』というものも昨年からあった。

農家も、自分たちが生き残るために必死の経営努力をしているし、そのためには、普及センターや試験場のような地方行政機関を使い倒そうとするだろう。もちろん、そんなものはあてにしないで、独力で活路を見出そうと努力する農家もたくさんいる。

それに負けないように、しかし自分の生活もある程度は守りつつ、やっていく必要があるってこってす。